2019年6月21日


今日は色を楽しむ備忘録です。

前回のペンケースから
チラ見えしていたアイツ!
主役-2




今日は盛大にお披露目しようと思います
オール・ミー (23)-1


茶番からスタートしてスンマセン。
ここから真面目にやってみます!


購入日:2019年4月12日
到着日:2019年5月10日
購入店:Il Duomo(イル・ドゥオモ)
ブランド:Pineider(ピナイダー)
商品名:Avatar UR アバター ウルトラレジン
サイズ:147mm✕13mm  30g
カラー:アバロングリーン
ペン先:スチール
字幅:F
付属品:専用コンバーター
価格:16,980円
ピナイダー アバター (6)



以前唐突に購入したプラチナ万年筆のセンチュリー
chartreblue (8)
この万年筆を買ってから
万年筆魂に火が付いた!


来る日も来る日も万年筆でググる。
ググるたびにいろんな誘惑を発見して
万年筆の奥深い世界にのめり込む。
万年筆という名の宝飾品のような世界。
暇人がググる=とめどなくググる。


ある程度のところまでググると
毎回ヒットするサイトが目につく。
それが今回購入への道標となる
イル・ドゥオモさんになるわけですが・・・

この時点で散財は決定的になる。


高級筆記具といえばあまりにも有名な
モンブラン
ペリカン

などは・・・
値札を二度見するほど高価。


高級万年筆を見ては
物欲心と財布の極寒状態を天秤にかけ
火が付いては火消しする
というボンビーあるあるな日々を過ごしました。


国産のセンチュリーの万年筆は
シャルトルブルーが美しい
ほんのりスケルトンなボディ。
chartreblue (11)
万年筆では当たり前となる
このキャップのネジネジ。


このネジネジキャップに慣れても
使うたびにネジネジするのが
現代の生活にはあまりにも馴染まない


そのタイミングでYou Tubeでも
万年筆をキーワードにして動画で探していた時
usaさんという方の動画に釘付けとなる!

釘付けポイントとなる箇所は11:00付近から
登場するヴィスコンティという万年筆。

usaさんがイタリアの万年筆を
レビューしていた時に
私衝撃を受けます!


衝撃箇所は14:30付近から
キャップのレビューに入った時。


この世の中にマグネットでくっつく
キャップが存在することを知る!


カチッと自分ではめ込むキャップでもなく
ネジネジするキャップでもなく
マグネットで引き合うキャップって
ステキじゃない!!


その構造を
マグネティックロックと呼ぶ。



万年筆
マグネティックロック
イタリア


凡人が思いつきそうなワードでググると
またもやイル・ドゥオモさんにたどり着く。
この時点で買う万年筆は未定ではあるけれど
買うお店はイル・ドゥオモさんで決定する。


イタリアの万年筆をレビューしている多くが
海外のブロガーさんやユーチューバーが大半を占め
その詳細は分からない外国語と
見た目のビジュアルで想像するという
完全にイマジネーションの世界。


国産の万年筆は質実剛健で
見た目の美しさよりも
その筆記具としての性能に
心奪われるのですが
イタリアの万年筆は・・・
見た目が美しすぎる。


イタリア万年筆を閲覧するたび
スカイブルーやエメラルドグリーン
波打つようなマーブル柄や
規則正しいストライプの配色に
汚れた心が美の世界で洗礼を受ける。


財力が乏しいので
自分が買える価格帯で
キャップがマグネティックロック
色はスカイブルーかエメラルドグリーン。


イル・ドゥオモさんでどれにしようか
選んでいた時に
最後まで決めかねていたのが
usaさんがレビューしていたヴィスコンティ。


ヴィスコンティのブリーズというモデルが
私が捻出できるギリギリの価格帯。
20,000円以上は財力的に厳しかったのよ

色はとてもカラフルなのですが
心がときめかない。
そんな時に同価格帯で同じくイタリア万年筆の
ピナイダーと運命の出会いを果たす!


ウルトラレジンという丈夫な素材のボディと
万年筆を構成するパーツを
トンカチで組み立てていく動画を見て
ほぼ欲しい万年筆が確定する。

トンカチ部分は16:00付近です。



私はスカイブルーかエメラルドグリーンの色で
探していたのですけど・・・
まさにドンピシャなカラバリのアバター。
pineider-avata



特に・・・
ネプチューンブルー
pineider-avatar-neptune-blue-fp

アバロングリーン
pineider-avatar-abalone-green-fp


この2色で猛烈に悩みました。


ネプチューンブルーは青
アバロングリーンは青緑

どうにも決めれず悶々としていたとき
イル・ドゥオモさんに問いかけてみました。
色の好みは人それぞれなので
聞いたところで答えを出すのは
やっぱり自分自身なのですが
問いかけてみると案外答えが出やすいもので
アバロングリーン
その色でようやく色問題が解決しました。


イタリアからの取り寄せになりますので
ここから約1ヶ月、気長に待っていました。


先代のセンチュリーは
インクのかすれで苦労したので
今回はインク通しの試筆を依頼。
プロの目で検品していただけるサービスは
イル・ドゥオモさんならでは。


私の万年筆のチェックシート。
コレを見てとても安心しました。
商品チェックシート



梱包はとてもしっかりしています。
ピナイダー アバター (1)
動いて破損がないように丁寧にパッキングされていました。


箱汚れが付かないようにセロファンでガッチリガードです。
ピナイダー アバター (4)


こうしてようやく届いた人生初のイタリア万年筆。
ピナイダー アバター (5)



箱を開けた時に感じたアバロングリーンの色。
この色にしてよかった!
と安堵した記憶が蘇ります。
ピナイダー アバター (6)



オマケで頂いたペンレストとお手紙。
ピナイダー アバター (3)


オンラインの通販ですが・・・
イル・ドゥオモの佐藤さんの心遣いは
対面販売に匹敵する安心感があります。



今日は長いですね・・・
どんどん行きますよ!




そしてようやく・・・
私のアバターとマンツータイム。
ピナイダー アバター (8)



重さは30g。
ピナイダー アバター (7)



手に持った感じはかなりずっしりしています。
ピナイダー アバター (17)



私の一押しポイントになる
キャップのマグネティックロック。
ピナイダー アバター (18)



開けるときに磁力を感じます。
磁力の強さは中程度。
持ち上げるほどの磁力はありませんが
リング部分が引き合います。
ピナイダー アバター (26)



キャップリングには
フィレンツェの地平線のモチーフが刻まれています。
ピナイダー アバター (27)



羽根を模したクリップは緩やかなカーブを描きます。
ピナイダー アバター (21)



少し気になったのがクリップ横に広がる
シルバーの模様。
ピナイダー アバター (22)



羽根のような模様にも見えるし
色ムラのようにも見えまして・・・
イル・ドゥオモさんにメールで聞いてみました。


この万年筆はウルトラレジンという
真珠層が配合された樹脂でできているようで
その真珠層の模様が広がって見えている部分が
この片羽根を模していることがわかりました。


偶然できた天使の羽根


そういう目でここを眺めると
とても幸せな気持ちになりまして
愛着の湧く唯一無二の1本となりました。
ピナイダー アバター (9)
※突然黄色い写真ですが
 アバロングリーンの色はこれが一番近いです


付属品のコンバーター。
ピナイダー アバター (23)



インク通しもバッチリなので
私も早速インクを入れます
ピナイダー アバター (24)



センチュリーにも入れている
お気に入りのインクは月夜。
ピナイダー アバター (28)



コンバーターからの吸い上げではなく
注射器でインクを入れます。
ピナイダー アバター (30)



いい具合に入りました!
ピナイダー アバター (34)



少し寝かせてから試筆。
ピナイダー アバター (35)



海外の字幅は少し太めだという噂なので
Fを選んだのですが
字幅はほどよい中字よりの細字で
なんといってもその書き味はなめらか。


センチュリーはEFの極細なので
カリカリとした書き味なのですが
このアバターはスルスルとペン先が走ります。
ピナイダー アバター (12)



大ぶりのペン先にPINEIDERの刻印が
ペンポイントに向かっているデザインが素敵。
ピナイダー アバター (13)


目視できる切り割りの隙間を見て楽しむ
ピナイダー アバター (14)



手に持ったその重さと
アバロングリーンの美しい色に魅了され
持っているだけで幸せな気分になれます。
ピナイダー アバター (20)



いつも持ち歩いているのは
伊東屋さんのリングノートROMEO。
ピナイダー アバター (37)
このリングノートが好きな理由は・・・
万年筆のイラストがツボなのよ


まだお披露目していないのですが・・・
友情出演的な感じで
ロイヒトトゥルムのノートともランデブー
ピナイダー アバター (15)


ロイヒトトゥルムの色はエメラルド。
絶対にアバロングリーンと相性いいな〜と思って
撮らずにはいられなかったツーショット!
ピナイダー アバター (16)



というところで唐突にまとめ。


国産の万年筆にはない
美しい色合いのペンをお探しの方に
イタリアの筆記具は断然おすすめ。


パーツのそこここに光るデザイン力は
イタリア万年筆の為せる技。


高価な万年筆には手が出ないけど
美しい万年筆に酔いしれたいアナタ!
私くらいの財力ミドルクラスの皆様に
声を大にして言いたい。

アバター最高!


色も色なんで・・・
映画のアバターとかぶりますが
万年筆のアバターをゴリゴリ押して
おしまいにしたいと思います。


今日のこのブログを書くにあたりまして
購入への道標となる多くの情報を
提供してくださった方たちに
最大限の感謝を申し上げます。


イル・ドゥオモの佐藤さん

usa street *のusaさん


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